パート1・自然科学系温暖化論
お申込み



第1回 ・

生物たちにとっての温暖化

2007年09月11日


日高 敏隆 氏 【京都大学 名誉教授・動物行動学者】

詳細
東京大学で動物学を学び、東京農工大学、京都大学、滋賀県立大学の教員として、広く動物の生き方について研究・講義するとともに、本をたくさん書いたり訳したりした。その後、総合地球環境学研究所長として地球環境問題の研究にも取り組む。

詳細
一口に温暖化といっても、生物にはさまざまな生き方をするものがいます。温度だけでなく日長(昼の長さ)によって季節を知る生物もいれば、寒い冬を過ごさないと春の支度ができないものもいます。そのようにさまざまな生物にとって、温暖化がどのような影響を与えるかを考えてみましょう。

トップに戻る


第2回 ・

地産地消・旬産旬消ーフードマイレージからグッヅマイレージへー

2007年10月02日


篠原 孝 氏 【衆議院議員・農学博士】

詳細
1948年長野県中野市生まれ、京都大学法学部卒、農林省入省。ワシントン大学海洋総合研究所(法学修士)・カンサス州立大学農業経済学部留学、内閣総合安全保障関係閣僚会議担当室、OECD日本政府代表部参事官(パリ)、水産庁企画課長、農林水産政策研究所所長を経て2003年より衆議院議員
著書:「農的小日本主義の勧め」(創森社)、「第一次産業の復活」(ダイヤモンド社)、「農的循環社会への道」(創森社)、「EUの農業交渉力」農文協)他

詳細
「地産地消・旬産旬消」をテーマに、食の世界の観点から環境問題を考えてみましょう。
・食の世界の反グローバリズム
・地産地消・旬産旬消のメリット
・地産地消・旬産旬消の実践
・自由貿易vs地球環境問題
・物の輸送はなるべく少なくーグッヅマイレージの削減
・地球環境に優しい生き方を求めて

トップに戻る


第3回 ・

地球温暖化の現状と将来予測

2007年10月09日


江守 正多 氏
【(独)国立環境研究所 地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室長】

詳細
東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。
1997年より国立環境研究所に勤務。2006年より現職。東京大学気候システム研究センター客員准教授などを兼務。専門は気象学、特にコンピュータシミュレーションによる地球温暖化の将来予測。

詳細
「京都議定書」の約束期間を来年に控え、日本は温室効果ガス排出量6%削減の目標を約束しているにもかかわらず、現状では8%増加しています。一方で、世界中で頻発する異常気象と地球温暖化との関係が取りざたされています。本講座では、温暖化は本当に起こるか、既に起こっているか、気温は何度上がり、どんな現象が起こると予測されるか、そして温暖化を止めるためにはどれくらい対策をすればよいのかについて概説します。

トップに戻る


第4回 ・

世界の気候に果たす極域海洋の役割

2007年10月23日


若土 正曉 氏 【北海道大学 低温科学研究所 教授】

詳細
1944年広島県因島生まれ。1964年北海道大学入学後、ボート選手として活躍。
1971年同大学院修士課程(地球物理学専攻)修了後、同年助手に採用され、研究者としてスタート。1987年から2年間、米国ワシントン大学海洋学部客員研究員。1990年北大低温科学研究所教授。研究は、日本周辺海域だけでなく南極海(日本南極地域観測越冬隊員)や北極海(国際共同観測プロジェクト)の海洋観測、タクラマカン砂漠観測などフィールド調査が中心。1997年から5年間、オホーツク海における国際プロジェクトのリーダー役として数多くの成果を挙げる。2007年3月まで4年間、同研究所長を努める。

詳細
近年の急速な温暖化で地球環境の未来がどうなるのかは、人類共通の深刻な問題と広く認識されています。このようなとき、変動の実態を正しく把握していくことはもとより、これまで変わることなく維持されてきた地球全体の気候システムとそれによる地球環境の成り立ちを理解することは重要なことだと思います。講座では、ともすれば見落とされがちの、しかし、気候の成り立ちに重要な役割を果たしている海洋、特に、熱や物質を運ぶ海洋循環のエンジン役の「極域海洋」に焦点を当ててお話します。

トップに戻る
「パート2・社会科学系温暖化論」講座詳細「パート3・日本の知恵に学ぶ」講座詳細