「とっとり共生の森」協定記念シンポジウム 「市民のための環境公開講座」
とっとりの森を育てる。
株式会社損害保険ジャパンは、鳥取県と森林保全を締結し、
大山の麓に広がる「とっとり共生の森」にて保全活動を開始します。
これを記念し、「市民のための環境公開講座」をシンポジウム形式で開催します。
皆様と、自然も地域も元気にする森づくりについて考えます。
日 時 :2008年9月7日(日) 13時〜15時50分(受付開始 12時30分〜)
会 場 :とりぎん文化会館(鳥取県立県民文化会館)第1会議室
参加費 :無料(定員200名)※定員になり次第締め切りとなります
基調講演 文化林としての里山 河合 雅雄氏(京都大学名誉教授)

講座は終了いたしました。ダイジェストを掲載しています。

プログラム

13:00 主催者挨拶

基調講演  「文化林としての里山」  
河合 雅雄 氏(京都大学名誉教授)

休憩

14:20 パネルディスカッション
パネリスト
池谷 キワ子 氏  (林業家、NPO法人森づくりフォーラム理事)
乾 刻弘 氏  (大山の頂上を保護する会副会長)
河西 恒 氏  ((財)C.W.ニコル・アファンの森財団事務局)
藤沼 康実 氏  (鳥取環境大学研究交流センター教授)
コーディネーター
岡島 成行((社)日本環境教育フォーラム理事長)

15:50 終了

講師略歴

基調講演

河合 雅雄 氏  (京都大学名誉教授)

生態学、人類学、サルからヒトへの進化の研究を専門とする。また、兵庫県立丹波の森名誉公苑長、兵庫県立人と自然の博物館名誉館長などを務め、里山復興と子どもの自然教育にも力を注ぐ。主著に「森に還ろう-自然が子どもを強くする」(小学館)他多数。

パネルディスカッション

池谷 キワ子 氏  (林業家、NPO法人森づくりフォーラム理事)

東京都あきる野市の林家に生まれ、約30年前より林業経営に携わる。ボランティアの協力を得ながら、経済的価値がないと見放されてしまった森林に手を入れ、豊かな山を次代に贈ることを命題とする。

乾 刻弘 氏  (大山の頂上を保護する会副会長)

大山の自然保護活動に約40年間取り組んでいる。元農業高校教諭で草花園芸を担当していた技術を活かし、官民協同で「一木一石運動」を展開。2007年、植生復元における長年の尽力で、環境大臣表彰を受ける。

河西 恒 氏  (財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団)

アウトドア用品販売会社を退職後、専門学校に入学し、自然環境を専攻する。卒業後、鳥類、ニホンザルの現地調査員や、自然体験活動を普及する団体勤務を経て、現職に。現在事業のとりまとめ等を担当。

藤沼 康実 氏  (鳥取環境大学研究交流センター教授 )

前国立環境研究所地球環境研究センター室長。様々な地球環境モニタリングに従事してきた。最近は森林生態系の温室効果ガスの吸収機能に関する観測研究とともに、アジア地域の観測ネットワークの構築も進めてきた。

コーディネーター

岡島 成行氏  (社団法人日本環境教育フォーラム理事長)

1944年神奈川県生まれ。読売新聞記者、同解説部次長を経て現職。1988年国連環境計画より「グローバル500賞」受賞。大妻女子大学教授。)