![]() |
|
![]() |
【種多様性】 | 現在、地球上に約150万種の生物種が認知されている。150万という数は、地球上に生息している実際の生物数から見るとごく一部である。全体数は、少なくとも1000万の単位になるであろう。これは推測である。多くの研究者は、科学が知らないものがいったいいくつあるのかを知りたいのである。もし1億5千万種あるのであれば、我々が知っている150万種はたった1%にしかすぎない。1千5百万種と少なく見積もったとしても150万種は1割である。残念ながら現在の科学ではそれくらいしか知っていないということである。 |
|
【生態的多様度】 | ある一定の地域のなかで、何種の生物が生きているかということである。ところが生物多様性が一般的に認識されるようになると、生態的多様度はさまざまな意味で使われるようになった。地球全体の生態的多様度は種多様性を指す。 |
![]() |
地球の生命系 |
ヒト (多細胞の)個体 |
生命の始原型(1種) | 受精卵(単細胞) |
↓ | ↓ |
単細胞→多細胞体 | 嚢胚 |
↓ | ↓ |
生物多様性 (億を超える数の種) (個体数?) |
個体 (70兆の細胞) |
「進化のmotive force 個体以上のレベルでの統合」 |
「遺伝情報による制御 個体発生:integration」 |
![]() |
岩槻邦男 | 生命系−生物多様性の新しい考え | 岩波書店 1999 |
岩槻邦男 | 文明が育てた植物たち | 東京大学出版会 1997 |
岩槻邦男 | シダ植物の自然史 | 東京大学出版会 1996 |
岩槻邦男 | 植物からの警告-生物多様性の自然史 | 日本放送出版協会 1994 |
岩槻邦男 下園文雄 |
滅びゆく植物を救う科学 -ムニンノボタンを小笠原に復元する試み |
研成社 1989 |
「インターネット市民講座」の著作権は、各講師、(社)日本環境教育フォーラム、(財)損保ジャパン環境財団および(株)損保ジャパンに帰属しています。講義内容を転載される場合には事前にご連絡ください。 All rights reserved. |
![]() |