2004年度 市民のための環境公開講座
   
パート2:
自然に親しむ
第3回:
私たちと世界遺産
講師:
奥田 直久氏
   
講師紹介
奥田 直久氏
1962年東京生まれ。1986年環境庁入庁。翌年、国立公園管理官(レンジャー)として中部山岳国立公園上高地駐在。その後本庁に戻り、自然環境教育の推進、国際野生生物保護協力等を担当。1996〜1998年には世界自然遺産も担当。1999年から3年間は外務省に出向し、在ケニア日本大使館で国連環境計画(UNEP)を担当。2002年、環境省に戻り、現職(自然環境局自然環境計画課課長補佐)
 
 
1.世界遺産とは?
 

 世界遺産は、世界遺産条約に基づき、非常に重要な文化遺産と自然遺産を人類全体のために保存していこうという目的でつくられ、ユネスコが事務局を務めている。条約の大きな枠組みは、ある一定の基準のもとに価値があると評価された地域を世界遺産一覧表というリストに載せる、つまり、世界遺産に登録するということである。このリストに登録されるメリットとしては、開発途上国などでは特に資金的な援助が得られるということがある。
 世界遺産は「文化遺産」と「自然遺産」に分けられる。また、文化遺産でもあり、自然遺産でもあるところを「複合遺産」と呼ぶ。最新のデータでは、文化遺産は611件、自然遺産は154件、複合遺産は23件登録されている。それぞれわかりやすい例を挙げると、エジプトのピラミッドのような遺跡は文化遺産、アメリカのグランドキャニオン自然公園は自然遺産、そしてオーストラリアの国立公園内にあるエアーズロックは複合遺産に登録されている。エアーズロックは、先住民族であるアボリジニの聖地としても文化的価値が認められ、自然遺産と文化遺産の両方に登録された。文化遺産と自然遺産の数には非常に差がある。この理由として、自然遺産の登録の方が審査が厳しいことがある。文化遺産の方は、例えば日本の文化遺産として、日本の室町時代のとても価値のある遺跡だといって推薦された場合、他の国でそれを否定することはできない。文化遺産は各国の文化が尊重されるので、比較的通りやすいのである。ところが自然遺産の場合、この森がすばらしいと言って推薦した場合にも、他国にもっと広い森がある場合などがある。つまり、他国のものと面積や科学的見地から簡単に比較ができる。よって、自然遺産は推薦しても、必ずしも一番ではないとして認められない場合が多々ある。
日本では姫路城、法隆寺などが文化遺産として10件、屋久島、白神山地が自然遺産として2件登録されている。屋久島は屋久杉で有名だが、それだけでなく、面積の小さな島にもかかわらず、非常に標高差があるため、山の頂上から海まで、垂直分布と言われる様々な植生が見られる。一方、白神山地は、東アジアの中でもあまり手のつけられていないブナ林が評価されている。このように、自然遺産の推薦の際には、科学的見地から、自然遺産登録の必要性の説明、理由付けが必要になる。
 具体的には、以下の4つの学術的価値による登録基準(criteria)のどれかに当てはまらなければならないというルールになっている。一つ目は、過去の生命の歴史や地球の歴史の証拠となるような、重要な地形・地質などがよくあらわれている地域、つまり地形や地質で非常に特徴のあることがcriteriaとなる。例えば、グランドキャニオンの地面が落ち込んでいる地形は、まさに地球が動いているということを証明している。二つ目は、生態系のcriteriaである。生物の進化、生物群集の見本となるようなところかどうかが基準となる。白神山地はブナ林として、東アジアでも最も特徴的なところだとされ、認定を受けることができた。三つ目は景観である。誰が見てもここはすばらしい景観であると認定されなければならない。例えば、キリマンジャロ山はアフリカ最高峰の山で、すばらしい景色である。しかし、景色のすばらしさというのは主観が入るので、最近ではこの基準だけで認定されることはなく、他の基準とセットで認定するようになっている。四つ目は、絶滅危惧種が生息するなど生物多様性のcriteriaである。エクアドルのガラパゴス諸島には、ここにしか生息しない種がおり、生物の進化の過程を知ることができる。なお、ガラパゴス諸島の場合は今まで挙げた1〜4のすべての基準に当てはまっている。
  これら学術的な4つの基準の他に、もう一つ重要な条件として、「完全性の条件」がある。きちんとそこが守られ、管理されているかということが基準となる。学術的な価値はあっても、きちんと守られていない、具体的には国立公園に指定されていないという場合には、世界遺産に認定することができない。例えば、充分な広さがあり、価値のある林でも、その一部分しかきちんと守られていなければ認定されない。さらに、法的措置によって評価される価値の保護、保全が充分担保されていることも基準となる。現在は守られていても、そこが法的に開発の対象にならないように保障されていなければ、世界遺産とは認められない。また、既に登録されている自然遺産やこれから登録されるであろう地域と比較して、科学的に優位性が認められなければならない。
 このように、自然遺産登録には厳しい基準があり、要望すればどこでもなれるというものではない。178の国が自然遺産を登録できる権利を持っているのに対し、実際の自然遺産は154件しかない。複合遺産を合せても177件である。日本は自然遺産がたったの2ヵ所しかないと思われるかもしれないが、実は世界的な平均からいえば多い方である。オーストラリアやアメリカなどの新大陸を除けば、先進国の自然遺産の数は0〜1件の国がほとんどだ。例えば北欧のスウェーデン、ノルウェーには自然遺産がない。開発の進んだ先進国は一般的に自然遺産をもち得ないのである。また、登録されているすべての自然遺産の平均面積は9,500kuである。日本で一番広い自然遺産は白神山地だが、全体平均の56分の1の面積である。全ての自然遺産を面積順に並べてみると、白神山地は177件中狭い方から数えて32番目、屋久島は25番目くらいで、日本の自然遺産が世界的に見て小さいことがわかる。厳しく審査され、大面積でしかもあまり人手の入っていないところが登録されるためである。日本ではどうしても広い面積で自然が残っている場所や原生的な自然は少ない。また、年によって登録件数は変るが、だいたい毎年推薦された数の半分くらいしか登録されていない。つまり、今年推薦を出す知床も、登録される確率は50%しかないのである。ちなみに、日本から推薦された自然遺産は、今のところすべて一発で登録されており、期待がもたれている。

 
 
2.世界遺産の選び方
 
 屋久島や白神山地が登録されてから10年以上が経過し、何故それ以後日本は自然遺産の推薦を出さないのかという声も多くあった。各地で自然遺産になることを希望する人々も多く、署名運動をおこすところもあり、登録への関心が高まっている。また、正式には決まっていないが、自然遺産に推薦するにあたり、事前に暫定リストを提出しなければならないというルールができる予定がある。このような情勢を背景に、環境省と林野庁で専門家による検討会を設置し、2003年3〜5月に候補地の検討を実施した。検討会は、放送大学教授の岩槻邦男先生を座長に7名のメンバーで4回に渡って行った。まず、候補地選出までに、@母集団の選出、A詳細検討対象地域の選定、B検討会としての候補地選定、C候補予定地の選定というプロセスで検討されてきた。
 「母集団の選出」では既に保護地域になっている場所、国立公園や天然保護区域(文化財保護法で指定された場所)をまず選ぶ。そして、環境省が以前に全国で調査したデータを元に、陸上の生態系、湖・池などの陸水域の生態系、サンゴ礁などの浅海域の生態系などを考慮して選出する。その結果、陸上で1,600、陸水域、浅海域で500の地域が対象となった。また、地形・地質に関しても、環境省で以前に自然景観資源調査を行っており、地形地質上重要な場所とされる約15,000ヵ所が選ばれた。この時点で合計約17,000ヵ所が対象となった。
 次に、「詳細検討対象地域の選定」として、まず世界自然遺産の基準をクリアするかどうかをコンピューターで絞り込む。小さな島は、面積は小さくとも特徴があるので残すが、それ以外の地域は50kuに満たない面積のところは足切りをした。また、植生が人類の影響を受けていないか、道路の通っている本数、人口密度など、人手があまり加わっていないという点でふるいをかけた。また、隣接・近接地域は統合した。その結果、生物学的な視点から61ヵ所、地形・地質学視点からは42ヵ所に絞られた。さらに、日本の中で生物地理学上の区分ごとに代表を選び、比較検討を行っていく。結果として詳細検討対象地域として19ヵ所が選ばれた。
さらにこれらの地域について、論文や細かいデータを約2ヶ月にわたって検討し「検討会としての候補地選定」をする。最終的に、候補地として、知床、小笠原諸島、琉球諸島の3ヵ所が世界自然遺産の基準を満たし、推薦に値するとして委員の意見が一致した。大雪山、日高山脈、飯豊・朝日連峰、九州中央山地周辺の照葉樹林の4ヵ所も推薦されていたが、同様の特色のある他国の自然と比較して優位であるとはいえない、まだ生物学的な研究が進んでいない、歴史的に人と自然が共生してきた地域であるなどの理由から世界遺産の基準に外れるとして意見が割れたため、候補地には残さなかった。
 候補地となった3ヵ所にはそれぞれ以下のような理由がある。知床は北海道の東の岬だが、海洋生態系と人手の入っていない陸地との相互関係に特徴がある。海には流氷が来て、その恵を受けてプランクトンが多く発生し、それを鮭が食べる、またその鮭が遡上してシマフクロウ、ヒグマ、オオワシ、オジロワシ等の貴重な動物の食料になる。このような狭い地域でこれだけの循環が見られるところは他にない。小笠原は、かなり大陸と離れており、大洋島と呼ばれている。島ができる歴史の中で、そこにしかいない固有種や希少種などが生息し、特別な生態系を有している。琉球諸島は、奄美大島から八重山諸島という沖縄の端までを想定した。沖縄というのは形成される過程で、大陸とくっついたり離れたりという歴史の繰り返しがある。このことから、ある種の動物は隣の島にもいるが、他の種類はいないという現象が起きる。島ができる過程で、一つひとつの島が特別な生物群を有するという非常に珍しい成り立ちをしている。このような現象は世界の中でも琉球諸島にしかない。
 一方で、候補地となった地域には、それぞれ課題も指摘されている。知床の場合は、海と陸の関係が重要だと言うものの、それを統合的に管理する計画がない。小笠原は、それぞれ珍しい種がたくさんあるが、移入種・外来種が固有種を圧迫しているという問題がある。また、一部は国立公園の中でも保護担保措置が不十分だといわれている地域が残っているので、それを解決しなければならない。また、琉球諸島では、重要地域の一部がまだ国立公園になっていない。例えば、“やんばる”という沖縄本島の一部は日本の法制制度の中では保護区域になっていない。また、奄美大島でもクロウサギが生息している場所が国立公園、国定公園に指定されていない。以上のような問題が検討会で議論された。
 この検討会は、世界遺産の候補地を選ぶ目的で始まったが、結果的に、それだけではなく、日本の自然の特徴を評価するという、今までにない取り組みとなった。屋久島と白神山地を選んだ時は、日本が条約に加入した直後だったので、一部の学者がここなら間違いないというところをピックアップしたため、全般的な分析をした上で選んだわけではなかった。また、詳細に検討した19地域はどれも結果的には世界自然遺産の登録基準に合致するとは言えない要素があったものの、それぞれに日本の自然の特徴をよく表しており、世界に誇れる場所である。このことが示されたことを、座長も高く評価している。つまり、世界遺産の登録基準に合致せず、すでに登録されている自然遺産と比較して優位性が示せないからといって、その地域の価値が否定されるわけではない。世界遺産の登録基準である「広さ」と「人の手が入っていない」という条件は、日本では非常に難しい。海外がつくった世界遺産という服を日本の自然の価値を合わせられないからといって、日本の自然に価値がないという訳ではないということが検討会の意見だ。また、今回必ずしも世界遺産としての価値が認められなかったところでも、情報抽出、分析、検討を継続していくべきである。世界遺産になれるところだけを保護するのではなく、客観的な様々な価値を総合的に評価し、保全・保護していくという努力を継続すべきだということが述べられた。
 
 
3.私たちと世界遺産
 
(1)世界遺産登録運動の目的
 私たちにとって世界遺産とは何なのか。2001年から2003年までで世界遺産登録の要望・運動があるところを、新聞報道を基に環境省が調査したところ、知床、摩周湖、大雪山、南会津のブナ林、富士山、小笠原諸島、立山・黒部、白山、山陰海岸、阿蘇山、綾の照葉樹林、稲尾岳、奄美群島、南西諸島、やんばるの森、西表島、以上の地域が挙がった。全国各地で世界遺産にすべきだ、なりたいと運動が起こっている。この運動にはいくつかのパターンがあり、一番大きいのは地元の人たちが観光振興による地域活性化を期待して起こすもの、2つめに特定地域の保護、開発の抑制を目的としたもの、そして、学者が、学術的価値を認め推挙するというケースがある。
 例えば、観光振興による地域活性化のための運動としては、摩周湖で地元の観光協会が中心になって運動している。これらの人々は、屋久島、白神山地がそれまでは認知度が低かったが、世界遺産に指定されて皆が知るようになり、宿泊者数が倍増しているのを見て、自分の地元も是非世界遺産にという要望を出しているようだ。2つ目の保護の強化を目的としている運動は、世界遺産になれば、現在開発されそうになっているところが守れるのではないかという考えから行われている。例えば、宮崎県九州山地の綾の森という照葉樹林では、送電鉄塔が建つという動きがあり、その反対のために立ち上がったのが始まりとなり、10〜20万人の署名を集めて運動をしている。また、学術的価値の保存・評価ということで、大雪山や小笠原では大学の先生が登録のための運動を起こしている。

(2)世界遺産と日本の自然
 世界自然遺産は世界の中で見て非常にユニークで、原生的で、できるだけ広い場所という基準がある。ユニークだということだけであれば、日本にも多くの場所がある。しかし、原生的、広い場所ということになるとどうしても少なくなる。検討を続ける中で気付いたのは、日本の自然はどうしても人為の影響を受けているところが多い。日本人というのは自然と調和して生きてきた民族だ。例えば里山の住民は山から永続的に薪を採り、狩猟をし、自然から恵を受けるが故に自然を守るというスタイルで生活してきた。影響を与えているが、それ故に独特な価値を持っているというのが日本の自然の大きな特徴だ。環境省が調査した日本の絶滅危惧種のうち、60%くらいが人為的影響の強い里地・里山に分布している。例えばギフチョウ、メダカ、タガメなどは、人間のライフスタイルが変化し、自然に対する働きかけをやめてしまったが故に、それらの種が生息するための環境が失われてきことで絶滅の危機に瀕している。文化的に日本人は自然に影響を与え、その関係の中で自然を残し、育んできた。
 世界自然遺産の基準は西洋人的な発想に準拠している。歴史的に、ヨーロッパの人達は自然を切り開いてきた。特にイギリスでは広大な森林を農地に変え、その反省で自然保護をしようという動きに転じたのが自然保護の始まりだ。人間が影響を与えることは自然にとってよくない、残っているものを大切にしようという考えだ。アメリカの自然保護運動も、人間がほとんど手をつけていないところを守ろうというところから始まっている。人間と自然との間を客観的に見ている。自然の中に入っていくというよりは、自然を守る対象として捉えている。世界遺産の基準もそのような欧米の考えの下にできているので、日本の中で合致する地域が少ないのは当然である。

(3)世界遺産条約の精神
 世界自然遺産の条約をよく読むと、条約の精神というのは必ずしも世界遺産リストに登録することについてだけ書かれているわけではない。第2条には世界遺産の定義について書かれている。生物学的、地質学的、自然の風景地など様々な視点が書かれているが、最終的に「学術上、保存上又は景観上に顕著な普遍的な価値を有する」と述べている。これは英語では「outstanding universal value」という言葉で表される。ここで注意するのは、この言葉はいわゆる世界自然遺産リストということからは離れて述べられていることだ。次に第4条では、自分の国の自然を世界遺産に認定し、保護、整備し、将来の世代に伝えることが義務であるということを述べている。ここでもまだ世界遺産リストについては出ていない。つまり、世界遺産の最初の方ではきちんと自分達の国にある自然、価値のあるところを守り、次の世代に伝えるということを、条約の精神として唱えている。第11条では、世界遺産一覧表に登録する手続きについて書かれ、第12条では「世界遺産一覧表に記載されなかったという事実は〜中略〜顕著で普遍的な価値を有しないという意味に解してはならない。」と述べている。私もあえて最初の説明で世界遺産とは何かということを説明するのに、「世界遺産リストに載っていること」と述べたが、世界遺産条約上は、必ずしも世界遺産一覧表に載っているということだけでなく、載らないものも価値があるということが述べられている。最後の第27条では、自然遺産リストに載っていなくても価値のある自然遺産を評価、尊重するよう努めるということが書かれている。世の中ではどうしても「世界遺産リストに載ること」がいいことだと考えられているが、条約をきちんと読めば、登録自体が一義的な目的ではないということがわかる。一方で、新たに世界遺産となって有名になり、人が大勢押し寄せて自然が荒れてしまい、税金の無駄遣いとなってしまうよりも、自国できちんと保護されているならそのままの方がよいという意見も出ている。その懸念は当たっている部分もある。単なる流行やイメージで世界遺産になりたいということであれば、むしろならない方がよい。世界遺産になるということは、人類全体のためにそこを守っていくということで、そのために地元の開発等には痛みも伴う可能性がある。それらも踏まえて考えていくことが必要だ。
 次に、皆さんに考えていただきたいのは、世界遺産条約による自然遺産というのは必ずしもリストだけの話ではないということだ。自分達の身近でいつも行くようなところ、身近な国立公園などで、outstanding universal value、(顕著で普遍的な価値)のあるところをもう一度見つめ直し、世界遺産の基準にかかわらず、日本人として誇りに思っていただきたい。私が以前アメリカのデスバレー国立公園を視察した時に、そこのボランティアに、ボランティアになった理由を聞いたところ、ここを愛しているからだという回答を得た。自分の身近にある自然というものに対して愛情と誇りを持つことが大切で、それが世界遺産もともとの精神だ。世界遺産リストに載るかどうかだけに固執すれば、むしろ本来の目的から遠のいてしまう。ナンバーワンを目指すものではなくオンリーワンをいかに評価できるかにポイントがある。

 
 
4.知床のこれから
 
 昨日まで知床を世界遺産に登録するかどうかの評価でIUCNの専門家が一週間に渡る査察に訪れ、私も同行、解説してきた。知床は陸だけでなく、海にも価値があるので、船に乗って景観を見てもらい、海鳥の生息地としても高い評価を得た。また、ヘリコプターに乗って上空から陸地を見たところ、ほとんど人工物が見えなかった。日本でもこれほど原生的な場所は他にないだろう。ここではまだ世界遺産への登録については言及されなかったが、かなり期待が持てる内容だった。皆さんにも来年7月の決定日まで関心を持って見守っていただきたい。